顔なしエイミーと四枚の窓

  • 田内 志文
  • 2011-03-01 (火)
  • 小説

1、

 醜いエイミーは、
 美しさとは木の葉や草原や、
 猫の親子や、
 満天の星空や、
 よく凪いだ海や、
 さらさらした髪の同級生や、
 そんなものだと思っていました。

 それに比べて、
 自分には美しいものが何もありません。
「なんであたしは
 こんなに醜いのかしら」
 エイミーはいつも下を向いて歩きます。
 醜い自分が
 できるだけ、
 誰にも見つからないように。

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