e-literature

東京とクラリネット(4)

  • 明川 哲也
  • 2011-02-06 (日)

2011.2.6 @ jindaiji

 生々しくて、手触りがあって、仄かに香ること。
 潤んで、ざらついて、弾力に富むこと。
 それが願いだ。

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東京とクラリネット(3)

  • 明川 哲也
  • 2011-01-23 (日)

2011.1.23 (Sun)@ Chofu

油染みた葦原の青い都会を
木のうろにもぐったままで
小さな穴からずっと見続けていた
こんな状況、何かの間違いじゃないかってね

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東京とクラリネット(2)

  • 明川 哲也
  • 2011-01-16 (日)

2011.1.15(Sun)@ Mita

君が夜に歩きだすこと、
知ってるよ。
その長い脚で家々の屋根をまたいで、
時折じっと、暗い部屋のなかを覗き込んでいる。

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東京とクラリネット

  • 明川 哲也
  • 2011-01-09 (日)

2011.1.9 (Sun)@Shinbashi

  待っているのは
  潮の流れか あるいは風
  降りしきる塵を光らせ
  猫たちが艀に現れるその日

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つまみ屋五郎兵衛 「好」の巻、その四

  • 明川 哲也
  • 2010-12-31 (金)
  • 小説

 坂本さんとマイちゃんが帰った後、案の定、テーブル席で飲んでいた外野陣からぼやきとも非難ともつかぬ声があがった。
「あんなに残していきやがって。何考えてんだか」
「頼まなければいいんだ。食えないなら」
「稼ぎがあるからいいんだよ。俺らとは違うんだ」
「そうか? そういう問題じゃないだろう」

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